衝撃的な、三つ目の出会い

小学生時代から話は一気に進み、わたしは大学生になり、関西から上京し一人暮らしをはじめました。

相変わらずの嵐ファンです。学校や職場、新しいところに行くといつも痛感しますが、嵐ファンって本当にどこにでもいますよね。オタク友達も見つかり、せっかく関東に来たことだし、次行くライブは東京ドームだろうな、楽しみだな、京セラより大きいってどんな感じだろう、もしかして、番協とかいけちゃったりするかも。当然のように、そう思っていました。だって嵐ファンだから。嵐しか見ていなかったから。特別なことがない限りは、自分の次の現場は五大ドームツアーだ。

 

・・・この考えが、まさか人生を変える巨大フラグだったことに、この時の私はまだ、気づいていません。

嵐以外のデビュー組にすら興味のなかったわたしにとって、ジャニーズJr.なんていうものは、あの巨大な事務所のなかで、最も遠い存在でした。

後から聞いた話ですが、高校時代、髙橋海人くん担当の友人に「ジュニアは絶対ハマらないから(笑)」と、これまたデカすぎるフラグを立てていたそうです。

 

コンサートは一年に一回。当たらなかったらまた来年。新生活に心躍らせていた2018年4月。そんなわたしの固定観念が崩されるまで、一年を切っていました。

 

「ジャニーズをデジタルに放つ新世代。」

皆さんもちろんご存じであろうこの言葉。YouTubeが実施する、「YouTubeアーティストプロモ」に、当時ジャニーズJr.として動画配信を行っていたSixTONESが抜擢されたときに使用されたコピーです。(デビューおめでとう!)どうして急に、と思われるかもしれません。

何を隠そうわたしは、いうなればれっきとしたYouTube新規です。まさに、このキャッチコピーによって、わたしは新しい沼に足を踏みいれることになりました。

 

見事にテレビっ子に育った私は、普段、YouTubeなんてめったに見ることはありませんでした。

しかしその日、どうしてそこにたどり着いたのか「Japonica Style」のMVに出会います。これまた話せば長くなるのですが、ジャニーズJr.のことは全くもって知らなかったわたしも、SixTONESだけは全員の顔と名前を知っていました。なぜかは、またいつかお話しできたらなと思います。


…え?この子、こんなにカッコよかったっけ?


曲が始まって1分も経たずに、わたしはある1人に釘付けになりました。花弁をふわりと散らして、夢恋桜…そう、森本慎太郎です。

いやいや、知らない、確かにこれは森本くんだけど、いや、これは、わたしの知っていた彼じゃない…私はSixTONESでいうなら、北斗くんが好きなはず、森本くんは、私が歴代推してきた誰にも当てはまらないから、そんなはずは…


まあ、どんな言い訳をしようが、とにかく森本慎太郎の衝撃がすごかった。顔がいい。SixTONES、顔と名前しか知らないけど、ずば抜けて、タイプ。


そんな出会いをしてしまってから2ヶ月後、偶然見たザ少年倶楽部でふざける森本慎太郎さんの姿を見て、私は無事にジャニーズJr.情報局に入会しました。これが、今の私をつくる、全てのはじまりです。